皆さんお仕事お疲れ様です。
もう時期、新年度を迎え新しい社員が入る日が近づいてきています。
新入社員が入り、仕事を教えたり相談に乗ったり等、コミュニケーションを取る
ことが多くあると思います。
今回は、良好な人間関係を築く1つのスキルとして「コミュニケーション」に
焦点を当てていきたいと思います。
その① 非言語的コミュニケーション
「コミュニケーション」の方法は大きく分けて2つに分かれます。
- 言語的コミュニケーション
- 非言語的コミュニケーション
言語的コミュニケーション
「今日は仕事で失敗しちゃって、元気がでないんだ」
「誕生日に友人がサプライズでお祝いしてくれてうれしかった」
上記のように、言葉の意味や内容、情報等を言葉として出すことを差します。
非言語的コミュニケーション
「大切な友人を亡くしたAさんは、椅子に座り、目を閉じながら俯いた姿勢でいる」
「大学受験に合格し、涙を流しながら笑顔になっている」
表情、視線、動作、見出しなみ等の視覚的情報。声の強弱、声の調子等の聴覚的情報
を差します。
メラビアンの法則
心理学でよく聞かれる法則ですが、これは「矛盾したメッセージを発せられた時の
人の受け止め方について」の研究で「言葉の意味よりも視覚情報や聴覚情報を
重視している」ということがわかりました。
つまり、コミュニケーションをする中で重視されるのは
「非言語的コミュニケーション」であるという研究結果が出ています。
どのように話すかを重視する
研究結果から考えれば、人に何かを伝える際、重要になるのは
「何を話すか」という言語的コミュニケーションではなく
「どのように話すか」の非言語的コミュニケーションであるということです。
誰かに何かを伝えたい時、話す内容を考えつつ
自身の表情や視線、声の強弱も意識していけば
相手に伝わりやすくなります。
ぜひ、実践してみてくさだい。
その② アイコンタクト
前項で「非言語的コミュニケーション」に繋がる内容になりますが
相手に物事を伝える技法の1つとして「アイコンタクト」があります。
アイコンタクトは話相手のドーパミンの分泌を促します。
ドーパミンの分泌はモチベーションを高め、記憶を増強する効果が得られると
言われています。
しかし、相手をじっと見つめながら話すことに抵抗がある方も
いると思いますので、いくつかコツを伝えていきます。
- 眉間を見る
- 重要な内容を伝えるときにアイコンタクト
- 目で感情を伝える
- 相手の話しを聞くときに目を合わせる
眉間を見る
アイコンタクトは直接目と目を合わせる必要はありません。
相手の眉間又は鼻の周辺を見ても、ドーパミンの分泌を
促す効果があると言われています。
重要な内容を伝えるときにアイコンタクト
あまり関わりのない人は、少し苦手な人に何かを伝えなければならない時
長い時間アイコンタクトをすることに抵抗があるという人も
いるかと思います。
そのような場合、しっかり伝えたい部分を話す時にアイコンタクトを
しても効果があります。
目で感情を伝える
「目で訴えかける」という言葉がある通り
目は相手に感情を伝えやすいことがわかっています。
「この企画はクライアントにとって利益があります」
「あなたのことを本当に尊敬しています」
そんな感情を伝えたい時、言葉で伝えながら
目で感情を表現し、アイコンタクトすることも
効果があります。
相手の話しを聞くときに目を合わせる
アイコンタクトは、相手に伝える時だけでなく
相手の話しを聞く時も効果があります。
アイコンタクトをしながら話を聞くことで
相手に興味や関心がありますと非言語的コミュニケーションとして
伝えることができます。
また、話しを聞きながら相槌をすることでさらに効果があります。
その③ 悪い内容を伝える技術
仕事をしていく上で、伝える相手にとって気分の悪い内容を伝えなければならないことも
あります。
しかし、悪い内容は伝え方によって捉え方が大きく変わることがあります。
いくつか伝える方法がありますが、悪い例から挙げていきます。
悪い内容から伝える
「最近仕事のミスが多くないか?先週せっかくいい業績をあげたのに」
悪い内容を伝えた後、フォローする内容を伝えても
相手は精神的にショックを受けてしまっているため
フォローした内容が上の空になってしまいます。
この伝え方は、相手を精神的に追い込んでしまう可能性が高いため
おすすめできません。
では、相手に大きなショックを与えず悪い内容を伝える方法を挙げていきます。
- ポジティブな内容から伝える
- ポジティブな面をよくするため、ネガティブな面の改善を提案する
- ポジティブな面をもっと良くする提案をする
ポジティブな内容から伝える
ネガティブな内容を先に伝えると、ショックを受け
後に伝える言葉が受け入れづらくなってしまいます。
なので、先にポジティブな内容を伝えてから、改善点等を伝えるとよいです。
「最近任せている企画頑張っていて素晴らしい。忘れ物が多いようだから、気を付けてね」
このようにポジティブな内容から先に伝えるとよいです。
ポジティブな面をよくするため、ネガティブな面の改善を提案する
ネガティブな要素を直接伝えるのではなく、ポジティブな面をさらによくするための改善案
として提案するという方法があります。
「最近企画を頑張っているね。忘れ物を減らせばさらにいいね」
このように、ポジティブな評価の上乗せ案として出す方法があります。
ポジティブな面をもっと良くする提案をする
ネガティブな面を出さず、ポジティブな面をさらに良くするには
どうしたらよいだろうと、相手と一緒に考える方法があります。
上記で出した二つの中で、最も柔らかい問いかけになります。
工夫しながらコミュニケーションを取っていこう
伝える内容が一緒でも、伝え方次第で相手の捉え方は大きく変わっていきます。
伝え方一つで工夫するのは面倒だと考える人もいるかと思います。
しかし、コミュニケーションは伝える側の立場を大きく変える
重要なツールの一つです。
ぜひ、今回の内容を参考に良好なコミュニケーションを取ってもらえればと思います。
終わり。