書籍

【書評】無駄を省けば、質が上がる

アッキーです。

今回は以前読ませてもらった書籍が、どんな方にとっても

役に立つ内容であると考え、挙げさせてもらいました。

本の題名は『エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする』です。

本の魅力について

本の題名にある通り、この本は『エッセンシャル思考』とはなにかということを

具体的に説明し、身近な出来事に焦点を当てて述べられています。

まずは大まかに『エッセンシャル思考』について説明していきます。

エッセンシャル思考について

エッセンシャル思考とは『本当に必要なものを見極め、最高の結果を出すこと』です。

必要なものを選択し、それだけを集中していくことで、より質の高いものを

作っていくことが可能です。

エッセンシャル思考は、『選択力』と言ってもいいでしょう。

非エッセンシャル思考について

エッセンシャル思考と相反するものとして『非エッセンシャル思考』という

考え方も存在します。

その考え方は次のようなことが挙げられます。

  • 仕事を何も考えず、すべてこなそうと考えてしまう
  • お願いごとをすべて引き受けてしまう
  • 周りに振りまわされ、すべて中途半端になり、疲労が溜まっていく。

それぞれの例を題材に、具体的に説明していきます。

仕事を何も考えず、すべてこなそうと考えてしまう

「この仕事お願いします」「わかりました。やっておきます」

何も考えず、お願いされた仕事をすることは『非エッセンシャル思考』の考え方です。

ここで考えなければならないことは

『この仕事は本当に私がやるべき仕事なのだろうか』

ということです。

仕事が増えてしまえば、その分、他の仕事に費やす時間が減っていきます。

多少の時間であれば、影響はないですが、それが徐々に増えていけば

時間は減っていき、丁寧に作業や見直しをする時間を失っていきます。

お願いごとをすべて引き受けてしまう

頼まれごとをされた時、すぐに『いいですよ』と

返答していることがないでしょうか。

自分自身がすべきことでないことを行ってしまえば

その分時間を浪費することになります。

『時間は有限』です。

人間誰しも1日に与えられた時間は24時間です。

周りに振りまわされ、すべて中途半端になり、疲労が溜まっていく。

『お願いごとをすべて引き受ける』の内容でもありましたが

周りの頼まれごとを引き受けることは時間の浪費です。

引き受け続けてしまえば、自分がやるべきことに費やす時間を

失うことになります。

いつしか頼まれごとと自分のやるべきことが溜まっていき

徐々に疲労が溜まり、最悪の場合、体調を崩す可能性が出てきます。

安易に頼まれごとは引き受けないことを進めます。

エッセンシャル思考の考えは

『非エッセンシャル思考』の例を挙げていきましたが

『エッセンシャル思考』の場合、次のような考え方や行動になります。

  • 不要な仕事は捨て、必要な仕事に専念する
  • 自分に関係するものを受け入れ、それ以外は断る

順番に説明していきます。

不要な仕事は捨て、必要な仕事に専念する

仕事をこなしていく中で、多種多彩な仕事をこなさなければ

ならない場面が出てくる。しかし、時間は有限であるため

すべてをこなしていては、すべて中途半端な状態になってしまう。

『エッセンシャル思考』は、さまざまな業務をこなす手法として『編集』という

表現をしている。

自分の仕事や生き方を編集すれば、その成果をよりいっそう高めることができる。本当に重要なことにエネルギーを集中できるからだ。余分なものを削ってこそ、重要なものを生かす余地が生まれる。

『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』より

余分な業務を削り、本当に必要なものだけを抜粋していく。そのような作業を

『編集』と表現しています。

多くの業務をひたすらこなすことではなく、無駄なものを削り、必要なものに力をいれる

ことが『エッセンシャル思考』と言えます。

自分に関係するものを受け入れ、それ以外は断る

お願いをされたものを断れず、手が回らない状態に陥ることがありませんか。

目上の方等にお願いされた際、なかなか断ることは難しいことも

あるかと考えられます。

しかし、断れない最大の問題は『自分にとって何が重要か』を理解していないことです。

自分にとって本当に重要なことを明確にしないかぎり、私たちは葛藤に対して無力のままだ。次々とやってくるタフな選択から私たちを守ってくれるのは、「自分にとって本当に重要なことはこれだ」という確信である。

『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』より

お願いを断れないのは、断りにくい相手であったことではなく

『自分がどういう立場でどういう考えをもって行動しているか』が重要です。

自分自身に芯を持った考えであれば、必要なものは受け入れ

不要なものは断るという行動ができるようになるはずです。

エッセンシャル思考で最大の成果を

『エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする』から

『エッセンシャル思考』と『非エッセンシャル思考』の違いや

『エッセンシャル思考』の考え方について話していきました。

『非エッセンシャル思考』は非効率で無駄が多い考えですが

何気なく行動してしまうような内容ではなかったではないでしょうか。

ぜひこの機会に効率的で無駄がない『エッセンシャル思考』の考え方で

行動し、最大の成果を上げられるようにシフトしていけることを

願っています。

終わり。