書籍

【書籍】人間の幸福レベルについて

気温が30℃を超える日も出てきた昨今、皆さんの体調は問題ないでしょうか。

さて、急ですが皆さんに質問です。

『皆さんが幸せな時ってどんな時ですか?』

単純な質問ですが、答えは人それぞれではないでしょうか。

  • 温かい家庭で生活すること
  • お金に困らない生活を送ること
  • 周りに認められるような地位と名誉があること

価値観も人によって変わってくるので、答えが統一していないことも当然ですが

「人間の幸福にはレベルがある」

そんな内容が書かれた書籍がありました。

今回はその書籍を紹介し、私自身の考えも述べていきます。

幸福のための人間レベル論―「気づいた」人から幸せになれる!

著者についてご紹介します。

著者 藤本シゲユキ

1975年 京都府生まれ

17歳から29歳 バンドマンとして活動

30歳目前 ホスト業界に転身

ホストクラブオーナーを経て、女性向けの恋愛カウンセラーになる

恋愛&生き方指南のブログ「だまされない女の作り方」月刊100万PV達成

以上の経歴を持っています。

今回紹介させて頂く『幸福のための人間レベル論―「気づいた」人から幸せになれる!

は著者のこのような思いで書かれています。

カウンセリングを通じて「人が幸せな生き方をするためにはどうすればいいのか?」を考えに考え、そこで完成したのが本書「幸福のための人間レベル論」です。…中略…人が生きづらさや不幸感から抜け出し、真の幸福を手に入れ、一生ブレない自分創りをする方法を徹底的に書き記させていただきました。

引用:幸福のための人間レベル論―「気づいた」人から幸せになれる!

著者は、幸福のレベルをフィールド事に分け、それぞれのフィールドについて

説明しています。

各ステージについて

本書では、次の9つの幸福のフィールドがあり、各種を具体的に説明しています。

人間レベル論ー9つのフィールド
  1. けだものフィールド
  2. きつねフィールド
  3. うさぎフィールド
  4. チワワフィールド
  5. ハリネズミフィールド
  6. ねこフィールド
  7. ライオンフィールド
  8. ペガサスフィールド
  9. お釈迦様フィールド

著書の内容では、①に近いほど幸福レベルが低く、⑨に近いほどレベルが高いと

表現されています。

ここから各フィールドについて要約して説明します。

人でなしステージ

これから説明する①、②のフィールドは『人でなしステージ』と著者は表現しています。

このステージにいる人は平気で人を裏切ることが多いです。

その分、他人から恨まれることも多くあると言われています。

それでは、各フィールドの特徴について説明していきます。

①けだものフィールド

  • 自分の思い通りにならないと怒る
  • 自分の非を認めない
  • 恐怖心がなく、命知らず
  • 自分が正しいと思い込んでいる

このフィールドの基本的な考え方は「自分さえよければいい」という思考の方が多いです。

注意してもらいたいことは、このステージにいるから、社会的地位が低いとは限りません。

自分の利益や地位が第一優先のため、注意が必要です。

②きつねフィールド

  • 自分の非を表面的に認めているが、反省していない
  • 自分では何もしていないのに、自分より上のステージにいる人間に自分を引き上げてもらおうとする。
  • 都合が悪いことがあると解決せずに丸投げして逃げる

人に対して依存が強い傾向があり、他力本願な部分が多く見られます。

基本的に誰かを搾取する行動をとっていることがあるので、このフィールドの人間も注意

した方がいいです。

気づいていないステージ

このステージにいる人の大きな特徴は

『自己防衛本能が強く、安全な答えがなければ行動できない』人が多いです。

それでは、気づいてないステージ内の各フィールドについて説明します。

③うさぎフィールド

  • 完璧でないと人から認められないと考えている
  • 人からどう見られているか常に不安
  • 自身がなくネガティブなことしか考えない

基本マイナス思考でいることが多く、自分を無価値であると考えています。

精神的な病気になりやすい傾向もあり、被害者意識も強いです。

ポジティブな要素が少ないフィールドと言えます。

⓸チワワフィールド

  • 嫌われないように自分の主張をしない
  • ポジティブになってもすぐにネガティブになってしまう
  • 愛されたいという気持ちが強く、すぐに執着する

人に嫌われたくないという意識が前提にあるため、相手に合わせることが多く

八方美人になってしまうことがある。

相手の態度に敏感で、普段と態度が違いがあれば「嫌われた」と勘違いすることもある。

⑤ハリネズミフィールド

  • 他人に対し、求めるハードルが高い
  • 社会的評価、地位、名誉、財産を求めて行動する
  • プライドが高く、否定されることを極度に嫌う
  • 長いものに巻かれる
  • 他人の荒探しが得意

人から認めてもらいたいという承認欲求が強く、向上心や競争心が高い傾向。

仕事に熱意のある日本人に多いです。

気づいてるステージ

ここからステージが上がり『気づいてるステージ』に入ります。

著書では、このステージを次のように説明しています。

「目の前に起こっている現実はすべて過去の自分が選択した結果」という認識を強く実感するようになり、さまざまな気づきを連鎖して得るようになってくる。

引用:幸福のための人間レベル論―「気づいた」人から幸せになれる!

このステージにおける物事の基本的な考え方は、自責で現状を認めることです。

ではこのステージの各フィールドについて紹介します。

⑥ねこフィールド

  • 新しいことへの挑戦を楽しむ
  • ポジティブ状態でいることが多い
  • 今まで友達だと思っていた相手と話しが合わなくなり、だんだんと疎遠になっていき孤独を感じることが増える
  • 話しが通じない相手や気づいていない相手を無意識に見下したり上から目線になってしまうことがある

『気づいていないステージ』とは全く違った思考になる

フィールドが『ねこフィールド』です。

フィールドが上がり、周りと話しが合わないことが増え、孤独になった気分

なりやすいフィールドでもあります。

このフィールドで合わない人間と無理に付き合う必要はない

気づけるか否かで、今後のフィールドが変わっていきます。

⑦ライオンフィールド

  • 自己成長に余念がない
  • 交友関係が過去に比べて大きく変わっている、もしくは、話が合う人物がいないので友人が激減している
  • 自分の欠点を理解した上で改善を試みる

『ねこフィールド』で出ていましたが、付き合う人間が大きく変化しており

『ライオンフィールド』は、それでいいと認めることができる領域です。

また自身の良い部分と悪い部分の理解、いわゆる『自己覚知』ができている

フィールドになります。

悟りステージ

このステージは、自らが生み出した技術や知恵を世の中に広め、「人や社会に与える」

という思想をもっており、後は『気づいているステージ』と考え方は変わりません。

それでは、各フィールドについて説明します。

⑧ペガサスフィールド

  • 人間が生きることの意味や生を受けた意味を考える
  • 行動の動機が情熱、幸福、愛
  • 創造することに喜びを感じ、創造したものを人や社会に分け与えたい
  • 名誉に興味がなく自己顕示欲がほとんどなくなる

このフィールドになると、自身が手本になり、誰かに知識や技術等

創造していたものを分け与える存在になります。

また、創造したものに対し、過信せずに取り組んでいることも特徴の一つです。

⑨お釈迦さまフィールド

  • 人間だけじゃなく、物質化されているものはすべて繋がっているという認識
  • 無償の愛と無償の優しさ
  • 尽くすことが人生
  • あらゆる出来事に動じない

「一は全」「全は一」

物も人も、一つ一つすべてが繋がっている。

繋がっているのだから、無償で愛や優しさを与える

そのような考えや行動をするフィールドになります。

人間レベル論 まとめ

各ステージ・各フィールドについて要約して説明しました。

このレベル論を見て、高いレベルを持つ人と特徴として

  • 自分自身を過信しない
  • 他人に対して思いやる気持ちを持つ
  • 他人の考えに左右されず、自分の考えを大切にしている

以上の考えをしっかり持った人が『人間レベル』が高いということになります。

皆さんも良く考えてみると、すべてできていると自信をもって言える

人はなかなかいないのではないでしょうか。

もし『最近うまくいっていない』『幸せな人生を過ごしたい』

と悩む人がいれば、上記のような考え方に沿って行動することを

おすすめします。ぜひ試してみてください。

おわり。