皆さん仕事お疲れ様です。
冬も過ぎ、段々暖かくなり、春が近づいてきたなと感じさせる時期で、梅の花が咲いている場所も見られてきました。
今回の記事ですが、私はこのブログの中で『仕事の向き合い方』や『取り組み方』等を記事に挙げることが多いですが、今回の記事は違った方向での仕事に対する考え方を書いていきます。
なぜ仕事を頑張りすぎてしまうのか
仕事をしていく中で、必ず『仕事を頑張りすぎてしまう人』がいます。仕事を頑張った結果、求めていた成果を得られればいいですが、結果を出す前に体調を崩し、仕事ができなくなるという人もいます。最悪の場合、結果もでないということもあります。
しかし、そんなリスクもありながら、なぜ頑張ろうとする人がいるのでしょうか。
人それぞれ理由がありますが、大まかに分けると次のような理由が考えられます。
- 完璧に仕事をこなさなければならないと考える
- 人の目を気にして必要以上に頑張ってしまう
- 自分ができない人間だと考えている
以上の理由が挙げられます。
①完璧に仕事をこなさなければならないと考える
いわゆる『完璧主義者』と言われる人が、この行動をすることがよく見受けられます。完璧にしなければならないと考えてしまう理由として
- ミスをしたくない
- しっかり出来ていないと納得がいかない
このような理由が挙げられ、この思考によって完璧さを求め続けるようになってしまいます。
人間必ずミスはある
どんなに優秀な人間でも、ミスは必ず起こります。しかし、自分が完璧と考えたとしても、ミスが出てしまうことはたくさんあります。
ここで大切な考え方として、次に同じミスをしないためには、どのようなやり方や体制作りをすればよいかということです。
一番悪いことは、ミスをした後、見直しや反省をせず、同じことを繰り返してしまうことです。
できる限りミスを無くすように取り組み、ミスが出てしまったら、しっかりと反省し、次回からどうするべきか考え直すことが大切なのです。
しっかり出来ていないと納得がいかない
会議で使用する資料を完璧に作成しないといけないと考え、大量の資料を作成してしまう人がいます。しかし、その資料は本当に必要なものなのでしょうか。
時間を掛け、努力をすることが必ず成果に繋がるかと言えば、それは間違いです。時間と結果は必ず比例するとは限らないのです。
最終的には無駄に疲弊してしまう可能性があります。
ここで必要になるのは、納得いくまで必要以上に資料等を作成するのではなく、本当に必要なものは何かと本質を見抜き、必要最低限の準備時間に抑えることが大切です。これにより、時間に余裕ができ、他の業務に充てることも可能になることが大きなメリットになります。
この内容は
『AI分析でわかったトップ5%社員の時間術 最小の努力で「残業沼」から抜け出せる』
著者 越川慎司氏 を参考にしています。
②人の目を気にして必要以上に頑張ってしまう。
『私の仕事は周りに評価されているか』
『同僚から私の仕事ぶりはどのように見られているのだろうか』
上記のように周りからどのような評価を受けているか気になってしまい、最終的に周りに合わせて動いてしまうということがあります。
しかし、その行動は本当によい方向に進むのでしょうか。人に合わせてしまうことで以下のデメリットが発生します。
周りに合わせることで、疲弊してしまう
本来の力を発揮することができない
周りに合わせることで、疲弊してしまう
人間はそれぞれ価値観が違います。周りに合わせるということは、違った価値観に合わせて動かなければならないということです。
相手に合わせて生きる。これは自分の考えや価値観を置き去りにしてしまうことなります。この行動は、想像以上に疲れます。相手が何を考え、どのように行動するか考えて動かなければなりません。自分で考え、行動に移すことより精神的負担は大きいです。
本来の力を発揮することができない
相手に合わせてしまえば、自分で考え行動する機会を失うことになります。いくら知識や技術があったとしても、行動に移さなければ宝の持ち腐れです。
以上のように、人の目を気にして行動することで、無駄に疲弊し、かつ自身の能力を十分に発揮できません。
最後にアップル創設者スティーブ・ジョブズが残した言葉を載せます。
あなたの時間は限られている。
だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。
ースティーブ・ジョブズー
引用:『精神科医が教える ストレスフリー超大全』 著者 樺沢紫苑氏
③自分ができない人間だと考える
『同僚が先に昇進してしまった』『私がうまくできなかった仕事を、あの人はすんなりこなした』
他人と自分を比べてしまい、自身ができない人間だと感じてしまう人がいます。しかし、それは大きな勘違いです。
人によって得意・不得意がある
誰にでも得意なもの、苦手なものは存在します。あなたが『うまくいかなかったもの』は、たまたま苦手なものだったのかもしれないです。
また、仕事を早く終わらせる人、仕事をミスなく丁寧に終わらせる人。このように同じ仕事にしても、やり方や考え方が大きく違う人も必ずいます。
もし『自分はうまくいかなかった』と考えることがあれば、別の方法で周りに負けないものを探しましょう。人間必ず得意なものはあるはずです。
もし、見つけることが難しいという方がいれば
著書『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0』
著者トム・ラス
がおすすめです。購入することでウェブテストを実施でき、自分の強みを知ることができます。
頑張りすぎず、自分らしく生きる
何か目的があって頑張っていく。この考えは悪いことではありません。しかし、無意識に頑張りすぎて健康を害したり、実は無駄な行動であったということになれば、その人にとって大切な時間を無駄に失う結果となってしまいます。
まずは、今頑張っているものが本当に必要なものか見極める力が大切です。今やっていることが身体が壊れそうになるまで行わなければいけないものか。実践した結果、自分や周りにも良い影響を与えるものか。常にこのように考えながら動くことが大切です。
また、自分らしく生きること、つまり自分が本当にやりたいものは何かを探すことも大切です。やりたいものでなければ他人の考えに流され、他人のために生きる人生になってしまうからです。
この二つの思考をしっかり持っていれば、無駄に頑張る必要がなくなります。
今回挙げた項目であてはある方がいれば、気づかぬうちに頑張りすぎているかもしれません。そんな方はぜひこの記事を参考に、実践してもらえればうれしいです。
終わり。