仕事について

【仕事】モチベーションコントロールについて

皆さんこんにちは

段々寒くなってきたと感じていたら、いつの間にか月末になっていたと気づいた今日この頃です。

それでは今回は仕事に対するモチベーションについて、話題にしていきます。皆さんは仕事でモチベーションが上がるのはどんな時ですか。

  • 昇格して給料が上がった
  • 新しいプロジェクトメンバーに選ばれた
  • 上司から評価され昇進した

モチベーションが上がるきっかけは人それぞれです。しかし、人によって違いがあってもモチベーションをある程度コントロールすることは可能です。

今回は

  1. チベーションとはなにか
  2. モチベーションをコントロールする方法
  3. 成長とモチベーションの関係性

以上の項目に分けて伝えていきます。

モチベーションとはなにか

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モチベーションが起こる要因

そもそもモチベーションとは、どういうものなのか。辞書で調べるとこのような言葉が出てきます。

  1. 動機を与えること、動機付け
  2. 物事を行うにあたっての意欲・やる気。または動因・刺激

主に日常で出るもので表現すれば『やる気が上がった』『いい刺激になった』という言葉で出すことが多いことがあります。。

また別の視点として、神経科学の観点からモチベーションを表すとこのような言葉も出てくることがあります。

  1. モチベーター
  2. モチベーション・メディエーター
  3. モチベーション

モチベーター

行動を誘引する始点となる間接的な原因。初めに例に出てきた昇進して給料が上がった内容で表すと、給料をもらったお金そのものを指しています。

モチベーション・メディエーター

モチベーションとモチベーション・メデュエーターの区分けは少し細いです。

モチベーション・メデュエーターは、先ほどの例を使ってあげると、給料をもらった際、入金されたお金を見た瞬間、高ぶるような感情が込みあげることがあります。その滲み出てくるような感情の部分をモチベーション・メデュエーターと呼ぶ。

モチベーション

モチベーション・メデュエーターを感じ『次も頑張ろう』という思考に繋がることがモチベーションと呼ばれるものです。

モチベーションをコントロールする方法

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前項では、モチベーションに繋がるプロセスを紹介させてもらいましたが、このプロセスを理解した上で、モチベーションをコントロールするには、どのようなものが必要になるのでしょうか。方法は多くありますが、今回はその中から効果的な方法を紹介していきます。

大きく分けると次の通りになります。

モチベーションをコントロールする方法
  1. 生活リズムを整える
  2. モチベーショントリガーを作る

順番に説明していきます。

生活リズムを整える

モチベーションの大前提であり、当たり前と言っていい程効果的なものが、生活リズムを整え、コンディションを整えることです。その理由としてセロトニンが影響していると言われている。

セロトニンは脳に落ち着きを与える作用があり、生活リズムを整えることで多く体内で作られるものです。脳を落ち着かせることによって、ストレスの緩和につながりストレスは、モチベーションを下げてしまうことがあるため、セロトニンはモチベーションにとって害のあるものです

この理由から、生活リズムを整えることがモチベーションコントロールに重要な役割を持ちます。

モチベーショントリガーを作る

この言葉はもっと柔らかい表現で使われていることがある。いわゆる「やる気スイッチ」という言葉があります。このやる気スイッチはどのようにすればONの状態になるのか。よく誤解があるのは、誰かに何か報酬を得る約束や賞賛を受けることでONになると考える人もいるが、その考えは誤りです。このスイッチは自分で作り、自分自身でON・OFFを切り替えるものなのです。

具体的にモチベーショントリガーをONにする方法とはどういうものがあるか。答えは『人によって違う』です。

皆さんの中でアスリートが試合をする直前、決まった音楽を聴いていくという話を聞いたことはないでしょうか。実はこの行動そのものが『モチベーショントリガー』をONにする状態を作っているのです。上記に『人によって違う』と答えましたが、好みや趣向は人それぞれのはずなので、モチベーションを高める方法もその人で変わってしまうのです。

ここで必要になってくることは、『自分が何によってモチベーションが上がるか』を探ることが重要になります。

大事な会議前やスポーツの大会でも構いません。いざという場面の直前で『モチベーショントリガー』をONにする方法を探し出し、毎回実践することでモチベーションをコントロールすることができるのです。

成長とモチベーションの関係性

モチベーションと神経伝達物質

前項で、モチベーションを行動によって高める方法についてあげました。次は思考を含めたモチベーションのコントロールについて挙げていきます。

そもそもモチベーションはどういったものが作用してできるものなのか。脳内物質の観点から理由を考えると、神経伝達物質である『ドーパミン』『ノルアドレナリン』が影響している。細い部分でこの二つの物質による影響する部分は違うが、共通していることは、どちらも行動を誘引する役割を持っている。

その理由として、『ドーパミン』又は『ノルアドレナリン』が出ることでモチベーションに重要な神経伝達物質がある『βエンドルファン』『コンチドール』が発露されるからです。

βエンドルファン

ドーパミンが発露すると『βエンドルファン』が作られやすくなると言われており、脳内アヘンと呼ばれることもある快感物質です。この物質は『何かやりたい』『もっとこうしたい』と意欲を向上させる働きを持っています。

コンチドール

ノルアドレナリンが働くと『コンチドール』と呼ばれるホルモンが作られます。これはストレスホルモンと呼ばれており『もうやめたい』『二度とやらない』とストレスを感じやすくなる物質になります。

4つのモチベーションパターン

上記で『βエンドルファン』と『コンチドール』について説明しましたが、どちらも人間が行動を実行するためのモチベーションに非常に重要になってきます。そして、この2つの物質の放出状態によって、4つのモチベーションパターンに分けられます。

4つのモチベーションパターン
  1. 惰性モチベーション
  2. 嫌避モチベーション
  3. 好接モチベーション
  4. 学習モチベーション

順番に説明していきます。

惰性モチベーション

ノルアドレナリンとドーパミン両方が少ない状態に起こります。別の表現で表せば『無気力な状態』です。何に対してもやる気はないが、ストレスも感じ取りにくい状態で、疾患的な側面もあると言われています。

嫌避モチベーション

ドーパミンが少なくノルアドレナリンが多い状態で起こります。やりたくないことをやっている状況で起こるモチベーションで、ストレスが溜まりやすくドーパミンも少ないことがあり、集中できていない状態です。このモチベーションが続くと、ストレスが溜まり続け、うつ病になる可能性があります。

好接モチベーション

ドーパミンが多くノルアドレナリンが少ない状態で起こります。新しく学びたいもの、挑戦したいものがあれば、すぐに行動することが多いです。一見よい作用が起きているように見えますが、周りの様子や自分の能力を俯瞰的に見ることができず、挑戦した後、うまくいなないことで大きなストレスを感じやすい状況があります。ストレスが溜まりすぎると、その状態が嫌になり『嫌避モチベーション』の思考に切り替わることもあります。

学習モチベーション

ノルアドレナリンとドーパミン両方が適度に出ている状態で起こるモチベーションです。ドーパミンに起こる挑戦していく思考と、ノルアドレナリンによる無理をせず継続的に行っていくという思考が合わさり、相互作用が起こっている状況になります。

理想的なモチベーションパターン

4つのモチベーションについて説明しましたが、日常生活で最も適したモチベーションは『学習モチベーション』です。モチベーションをコントロールする上で『学習モチベーション』に持っていくことが理想とされますが、それに持っていくにはどのような思考がよいか。それが『嫌避モチベーション』→『好接モチベーション』→『学習モチベーション』が理想であると言われています。

嫌悪から好接に必要になるポジティブシンキング

何か新しいことや挑戦したいことがあった際、わからないことを始めるという不安が重なり、ノルアドレナリンが増えていってしまいます。この考え方でいると、徐々にストレスが増え、コンディションに影響を及ぼす可能性があります。

そこで『好接モチベーション』に切り替えます。方法として、新しいことを望む時は周りのネガティブ感情に目を向けず、チャレンジしているというポジティブな気持ちを持つことが大切です。

何かにチャレンジすることは、どんな形であれ、自身の成長に繋がっています。成長できる機会に望めているという希望を持って挑むことも必要です。

好接から学習に必要なものは失敗

新しいことを始めれば、必ずすべてうまくいくとは限りません。その中で失敗はつきものです。ここで重要になるのは『失敗の捉え方』です。

失敗してしまったことを悔やんだり、落ち込む思考が強くなりすぎれば『嫌避モチベーション』に逆戻りになります。

では、どのようにして『学習モチベーション』に持っていくことができるか。それは『失敗を成長の糧』と捉えられるかで変わっていきます。

どうして失敗したか、次はどのようにすればよいかと反省することで、自らの成長に繋がり、その人の経験として蓄積されます。失敗という経験を積むことができたというポジティブな感情になることで、ノルアドレナリンとドーパミンがバランスよく保たれ『学習モチベーション』に移行することができます。

このように物事をポジティブな思考を持つことによってモチベーションをコントロールすることが可能になっていきます。

ポジティブ思考で取り組んでいこう

今回はモチベーションコントロールについて話題に挙げました。よいモチベーションを保つには、まだ実践していないことに積極的にチャレンジし、失敗を経験として生かしていくことが大切です。

皆さんも多くのことにチャレンジし、ポジティブな思考で臨んでもらえたらうれしいです。

おわり。