仕事について

【仕事】転職に適したタイミングとその理由について

皆さんお仕事お疲れ様です。

今回は『転職に適したタイミングとその理由について』伝えていきます。

皆さんの中で仕事をしている最中、転職をしようか悩んだ経験のある方はいますか。ほとんどの方は『悩んだことがある』と回答する方が大半ではないでしょうか。

しかし、転職を悩む理由は人それぞれです。では、どのような理由で転職する方がおおいのでしょうか。

厚生労働省が発表した「平成30年雇用動向調査結果の概況」では、退職理由は次の順位で挙げられています。

  • 1位 収入が少ない
  • 2位 労働時間・休日等の条件が悪い
  • 3位 職場の人間関係が好ましくない

以上の順位が挙げられていました。

では、上記のような思考になれば、すぐに転職をした方がよいのでしょうか。実は、転職は適切なタイミングがあります。今回はそのタイミングとその理由について述べていきます。

転職の適切なタイミングについて

不適切な転職の思考

仕事をしていく上で、転職したいなと感じる方は、次のような考えを持つ人が多く見受けられます。

  • 人間関係が悪く、仕事がやりにくい
  • 同じ仕事ばかりしてつまらない
  • 給料が安いので、いい給料の場所へ行きたい。

このように考え、転職したいと考える人がいます。しかし、上記のような思いを持って転職を実行してもあまりよい方向に進みません

人間関係が原因による転職

上記の厚生労働省で実施した統計調査内に、『人間関係が好ましくない』という理由で転職したが3位になっています。しかし、どの職場でも多彩な人間がいます。そうなれば必然として合わない人間が出てきます

現時点の人間関係がうまくいかなければ、転職先でも人間関係が悪化すれば転職したいという考えになり、関係性を改善する能力を付ける機会を失う可能性があります。これだけの理由で転職することがおすすめできません。

人間関係の悪化し、自分を追い詰め、うつ病に繋がるケースもあります。人間関係のみで転職する行動はおすすめしませんが、自分自身の精神衛生上、悪影響を及ぼしていれば、すぐに転職をおすすめします。

また、上司や同僚からのパワハラ、モラハラが酷い状況で、改善が見込めなければ転職を検討してよいケースです。

同じ仕事ばかりしてつまらない

過去の記事で仕事がつまらない場合の対策について挙げていましたので貼っておきます。

仕事のストレスとの付き合い方について 「今日は仕事に行きたくないな」 「朝、布団から出たくないな」 「今日~さんと一緒に仕事で憂鬱だ」 仕事をして...

この記事にもありますが、仕事の進め方の一つとして『守破離』という学びのステージ分けの考え方があります。

守:基本を忠実に行う。徹底的に基本を習得する。

破:型を破り、創意工夫する。新しいものを取り入れる。

離:型を離れ、新しい方を作りだす。独自性を見出す。

引用:精神科医が教える ストレスフリー超大全                    著者 樺沢紫苑

仕事は基本を理解し、よりよいものを作る作業をし、新しいシステムを作りだすことが理想的な形です。

仕事が同じことばかりでつまらないという考えは、『守』からステージアップできていない可能性があります。

これは、仕事の問題ではなく、『守』から抜け出せない当人に問題があります。まずは、勤める職場で『守破離』をクリアし、次のチャレンジとして転職することをおすすめします。

『守』のステージのまま『同じ仕事ばかりでつまらない』という理由で転職しても、同じことを繰り返してしまうので、注意が必要です。

いい給料の場所へ行きたい

給料面で待遇が悪いと感じ、転職をしたいと考える人がいます。転職で待遇がよくなることもありますが、勘違いしている人がいます。

転職をすれば、必ず待遇改善するとは限りません。待遇がよくなる人は、現時点で実績を残している方です。実績がなければ、受け入れる企業も『この人材は欲しい』という考えに至りません。雇う人間は、即戦力になる人が欲しいと考えるのは必然です。

転職に適したタイミング

他社にアピールできる実績が必要

転職が不適切なタイミングを挙げましたが、まとめると次のようになります。

不適切な転職のタイミング
  • 人間関係の悪化
  • 仕事がつまらない
  • 待遇面に不満

では、適切な転職のタイミングはいつでしょうか。それは、現在勤めている場所で、実績を残すことです。

雇う側として、転職してくる中途職員に対して求めるものは以下のような人を求めます。

  • 業務の即戦力となる人
  • 企業に貢献できる人

業務の即戦力となる人

新卒と違い、中途は即戦力が求められます。厳しい言い方になりますが、一から育てる人材であれば、新卒を雇う方が年齢や経験を考慮すると教育しやすいことが理由に挙げられます。

企業に貢献できる人

中途を雇う際『この人は何をしてくれるのか』という部分で、入職の合否を判断します。別の場所で経験を積んでいるからこそ、求められるレベルが上がるのは当然であると認識してください。

転職は自分の市場価値を高めてから

転職をしてはいけないタイミングと、転職で求められる人材を挙げていきました。

転職はネガティブな根拠で転職をすると考えても、受け入れる場所で貢献できるスキルがなければ、求められません

では、どうすればよいか。それは企業で貢献できると証明できる実績やスキルを身に付け自身の市場価値を上げることが重要です。

例を挙げると

  • 新しい資格を習得した
  • 前職でリーダーを務め、チームでプロジェクトに貢献した
  • 会社に利益を上げるイベントを主催した

このように、自分自身で何かを成し遂げ、実績やスキルがあるとアピールできるものがあれば、企業側も『ぜひ来てもらいたい』を思わせることができます。

このような実績やスキルを『市場価値』とも呼ばれることもあります。

市場価値を高め、転職につなげていこう。

今回は適切な転職のタイミングについて挙げました。

転職をしたいと考えるとき、どうしてもネガティブな感情からスタートしてしまう人が大半です。しかし、本当によい転職とは、自分自身の実績を積み重ね、できることが増えてきたら、次のステップとして転職を検討することが理想的です。

転職を考えている人は、一度足を止め、自分には何がアピールできるかと考え、答えが出てから転職をすることをおすすめします。

おわり。